【2020年最新版】自粛要請期間に観る一度は観ておかないと損する長編名作映画7選
新型コロナウィルス感染症の影響で自宅待機する人へ朗報です!
この機会に普段は長くて見られない!という名作映画を鑑賞しましょう。
この記事でそんな名作長編映画を7本ご紹介します。7本じゃ足りないよ!という人はコメントまでリクエスト下さい。良い映画ならいくらでも紹介できるので・・・それでは行ってみましょう。
ゴッドファーザー
誰もが一度は聞いた事がある名作「ゴッドファーザー」
作品上映時間は177分。
マリオ・プーゾの小説を映画界の巨匠フランシス・フォード・コッポラが監督した本作はアカデミー賞で作品賞、主演男優賞、脚色賞の3つのオスカーを受け取った。(主演男優賞はマーロン・ブランドが受け取りを拒否)
公開は1972年と今から半世紀も昔の映画!
色あせる事のないストーリーとそこに生きる役者達の演技は今もなお語り継がれる内容となっている。
なんとなく知ってる人もいると思うが、ストーリーをかんたんに説明するとイタリアンマフィアのギャング映画。
そのコルレオーネ・ファミリーのドン、初老60代のヴィトー・コルレオーネを当時40代だったマーロン・ブランドが演じる。本作製作のためコッポラ監督と初対面した時には、ほほに綿を詰めてしゃがれ声で出迎え、すでにドン・コルレオーネが完成していたのは有名な話。更には「ゴッドファーザーpartⅡ」では名優ロバート・デ・ニーロがマーロン・ブランドの演技を完コピして若きヴィトー・コルレオーネを演じたのも有名な話だ。
そんな映画本編よりもサイドストーリーの方が有名な逸話を残すゴッドファーザーだが、もちろん映画本編の面白さがあってこそ。
マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ロバート・デュバル、ジェームズ・カーンなど名優の競演もさることながら全盛期のフランシス・フォード・コッポラ監督の作品というだけで観る価値があります。
映画のラストシーンは誰もが知っている名曲と共に感嘆の終幕を迎える事ができます。
外出自粛のなか、高給イタリアンレストランの三ツ星フルコースを味わいたい方は是非ご鑑賞下さい。
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ゴッドファーザー PART Ⅱ
前作「ゴッドファーザー」の続編「ゴッドファーザー PART Ⅱ」
作品上映時間は200分。文句なしの長編名作映画ですね。
映画のパート2、続編は成功しないというジンクスがありますが、「ゴッドファーザー」は違います。マーロン・ブランド不在でも前作に匹敵するほどの賞賛と興行収入でも成功を収めました。
「ゴッドファーザーPART Ⅱ」の功績はそれだけじゃありません!
前作で3部門受賞したアカデミー賞を本作も受賞しています。
しかも作品賞、監督賞、助演男優賞(ロバート・デ・ニーロ)、脚色賞、作曲賞、美術賞の6つのオスカーを手にし、中でも作品賞に関しては、作品賞を受賞した続編も作品賞を受賞する事態はアカデミー賞史上唯一の快挙で、半世紀経った今でもその記録が塗り替えられる事はない。
また、前作ではヴィトー・コルレオーネ役でマーロン・ブランドが主演男優賞を受賞(本人は受賞を拒否)、同じヴィトー・コルレオーネ役を演じたロバート・デ・ニーロが本作の助演男優賞を受賞した!同じ役を演じた違う役者がオスカーを手にする事態は前代未聞。未だにこの記録も塗り替えられていない。
前作以上にサイドストーリーが華やかなシリーズだが、本編もその作品上映時間に続き濃い内容になっている。
続編として、ドン・コルレオーネとなったマイケル・コルレオーネのストーリーが語られると同時に先代のドン・コルレオーネ、若き日のヴィトー・コルレオーネのストーリーも並行して語られるからだ。
少し複雑な時間軸でストーリーが進むので、長時間の上映時間が気にならないくらいにのめりこんでしまう。そこに名優たちの競演も加われば、時間を忘れるというものです。
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七人の侍
未だ映画史にさんぜんと輝く黒沢映画「七人の侍」
作品上映時間は207分。意外と長いんです。
なぜ七人の侍が長いかと言うと七人の侍を集めるところからやるからです。
そしてその七人が集まる過程でそれぞれのキャラクターが見えて来て個性たっぷりの七人が集まり、物語はクライマックスへ向かいます。
本作はヴェネツィア国際映画祭で黒澤明監督作品の中でも「羅生門」の金獅子賞(作品賞)に次いで銀獅子賞(監督賞)を受賞した日本映画の中でも数少ない作品です。
国際映画祭で脚光を浴びた要因としては、望遠レンズでの大スケールな撮影や斬新な撮影方法で臨場感のある演出になったり、志村喬や三船敏郎、加東大介のリアルな演技も言葉を超えて作品が評価された要因だと思います。
後に数々のヒット作を生むアントワン・フンクアが「マグニフィセント・セブン」(直訳すると「壮大な7人」)としてハリウッドでリメイク。アメリカンウエスタン風にリメイクした。
「七人の侍」が公開されたのは1954年(昭和29年)なので70年近く以前の映画です。それでもなお、未だに語り継がれる名作。
まだ観たことがない!という人にはオススメです。
あと、白黒映画に偏見や食わず嫌いな人もぜひ!
自分の常識が覆る作品になりますよ。
パルプ・フィクション
鬼才クエンティン・タランティーノ監督の出世作にして未だ語られる代表作「パルプ・フィクション」
作品上映時間154分。長編名作映画にしては控えめ。
とりあえず一回観て下さい。必ずもう一回観る事になります。
なぜかと言うと作品のその複雑性にあります。
知らずに観ると必ず混乱します。混乱しました。
その面白さもあり、今もなおカルト的な人気を誇る作品です。
アカデミー賞でもそのストーリーが評価されて脚本賞を受賞。作品賞にもノミネートされていましたが、ロバート・ゼメキスの「フォレスト・ガンプ」に敗れました。
しかし同じ年、世界三大映画祭のひとつカンヌ国際映画祭では最高賞であるパルム・ドールを受賞!その年はコーエン兄弟やチャン・イーモウ監督、ジュゼッペ・トルナトーレ監督など名立たる監督の作品を抑えての受賞を勝ち取りました。
クエンティン・タランティーノ監督が世界に認められた瞬間です。
タランティーノ監督の作品ではセリフ回しの面白さも見どころのひとつです。本作でも物語の語りや何気ない会話、粋なセリフのやり取りを役者自身も楽しんでやってる雰囲気が伝わってきて、面白い。劇中で使われる音楽も魅力的です。
とにかくセンスがカッコいい!
これに尽きますが、タランティーノ監督は自身でも映画オタクを公言していて、タランティーノ作品にはさまざまな映画やドラマのオマージュが散りばめられています。隠れミッキー探しに負けず劣らず楽しめるはずです。
また、撮影方法や手法の斬新さや観客を飽きさせない工夫がされていて、ストーリーでも画(え)でもセリフでも音楽でも楽しませてくれる作品です。
きっと、うまくいく
史上最も有名なインド映画「きっと、うまくいく」
作品上映時間は171分。
そうです、がっつりミュージカルです。
この時点で読むのやめようと思いましたよね?
やめたら損します。僕は損をしなかったうちの一人なので、実体験からお話しします。ミュージカルが好きになります。インド映画のイメージが変わります。
インド映画というとどんなイメージですか?
僕はこんなイメージを持ってました。
- 急に歌う
- 長い
- つまらない
こんな悪いイメージが3拍子揃ったのが僕の中のインド映画でした。作品をひとつも観た事ないのにです。いや、観た事なかったからこのイメージでした。
インドの映画産業は日本はもちろん、ハリウッドよりも盛んで『ボリウッド』なんて呼ばれています。インドの国的にはIT業界も盛んでVFXやCGもふんだんに使われるインド映画が多いようです。
「きっと、うまくいく」ではCGは多用されていませんが、おなじみのミュージカルはこれでもか!ってほど使われます。でもそこが良い。
スティーブン・スピルバーグ監督が「3回観た」と大絶賛するほどの作品で、インドアカデミー賞では史上最多の16部門を受賞。日本アカデミー賞でも優秀外国作品賞を受賞しました。もちろんインド映画の受賞は日本アカデミー賞史上初です。
キャストでも大学生のランチョーを当時44歳のアーミル・カーンが演じるなど、話題性があった。それというのもアーミル・カーン自身がこの役を熱望して、大学生に見えるように肉体改造して挑んだ作品でもある。
アーミル・カーンと言えば、ボリウッドの大人気スター俳優の一人。らしい。
そんな大スターが熱望して、その読み通り「きっと、うまくいく」は世界中で称賛された。
きっと、うまくいく【Blu-ray】 [ アーミル・カーン ]
インターステラー
男泣き必須!近未来SF感動大作「インターステラー」
作品上映時間は169分。ノーラン監督にしたら妥当な長さ。
見出しを読むと「スターウォーズ」のような宇宙船や肉弾戦でバチバチやり合うシーンを想像してしまったかも知れないが、全くありません。
女性で号泣した、という話はあまり聞かないが、男性で号泣した、という話は筆者含めよく聞く。ちなみに映画館で2回観て、3回ずつ同じシーンで泣きました。
この作品はSF映画の前に親娘の映画です。
男性が父親として我が娘を想って、また自分自身を投影させて、この169分の人生を疑似体験して、新感覚の体験に戸惑いながらも心臓を揺さぶられ気付いた頃には涙を止める事すら諦める。こんな映画です。
つまり、男なら絶対観ておいた方がいい、という事です。
クリストファー・ノーラン監督が実弟と共同で書き上げた脚本は細部にわたっても感動的なディテールがほどこされている。ノーランと言えば「ダークナイト」シリーズや「インセプション」などの秀作で有名な監督。伏線回収も忘れない。
素晴らしい設定のひとつが独特な形をした人工知能ロボット達。一見、飾り気のないロボットだが、その設定が素晴らしい。ロボットの『正直度』が設定できるのだ。ロボットに設定された正直度は90%。つまり、少し嘘をつくロボットだ。
この正直度90%というのが絶妙な哀愁も感じさせる。真実は時に人を傷つける。正直者がすべての人にとっての善ではなく、不完全な人間には不完全な真実が必要だという事。映画が進んだこの頃にはマシュー・マコノヒーにすっかり感情移入してしまっているので、なんともしみじみと感じ入ってしまう。
そんな人間味のあるロボットの設定もさることながら「インターステラー」はSF映画。宇宙が舞台です。宇宙と言えばブラックホール!ノーランは劇中のブラックホールをとんでもない描き方をしました。
CGで描かれたブラックホール。その作成されたブラックホールのデータ量、なんと800TB(テラバイト)。MacBookProの上位スペックが1TB・・・。驚異的にこだわり抜いたブラックホールに圧倒されて下さい。
クリストファー・ノーラン監督ならではのリアルを追求したSFヒューマンドラマ。新体験をしたい人はご鑑賞ください。
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アベンジャーズ/エンドゲーム
21世紀最大のマーベルシリーズ最高のクライマックス「アベンジャーズ/エンドゲーム」
作品上映時間は181分。壮大なラストにふさわしい長さ。
ヒーローマンガかよ・・・
なんて思う人もいるかも知れませんが、まず言っておきます!
ヒーローマンガです!
そのヒーローマンガに家族のドラマ、相対性理論、そしてもちろん未体験の大迫力アクションが一体化している、そんな映画です。
サーガというようにアベンジャーズはシリーズものです。
2,3とかそういうレベルではなくて、エンドゲームを含むインフィニティ・サーガと呼ばれるマーベルのアメコミシリーズは実に23作品(本作は22作品目)あります!
これは言わずもがな歴史的なシリーズで「アベンジャーズ/エンドゲーム」の作品単体としても長年歴代興行収入1位の座に君臨していた「アバター」を引きずり下ろす形で興行収入の歴代1位として、しかもアメコミ映画で初の快挙となりました。
23作品も続くとオープニング作品を飾った「アイアンマン」(日本では「インクレディブル・ハルク」が先の公開となったが正式な1作目は「アイアンマン」)は約10年前の作品。その年月の間にスターダムにのし上がった役者も数知れず。一時はスキャンダルの多さに干されていたアイアンマン役のロバート・ダウニーJr.はこの役で一躍スターへ返り咲いた記念すべき作品でもある。
そんな中シリーズのエンディングを待たずして亡くなってしまったマーベル作品の生みの親スタン・リー。マーベル作品には必ずカメオ出演するなどファンサービスで毎回楽しませてくれたのも本作を最後に見られなくなってしまったのは本当に残念な事です。
インフィニティーサーガの最後の作品はスタン・リーの代表作スパイダーマンの映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」。こちらも傑作なので観てほしいですが、サーガ最終作品という事で存分にネタバレが含まれています!鑑賞には作品鑑賞順に注意して下さい!
「アベンジャーズ/エンドゲーム」にしても続編となるので内容に触れるとネタバレをしそうなので、最低でも前作「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」を鑑賞してから観て頂きたい。こちらの2作品は前後編と言っても過言でない内容です。マジで続いてます。
オススメはインフィニティ・サーガを全部観という海外ドラマ顔負けのボリューム感を楽しんでほしいですが、短縮版のオススメ作品鑑賞順はこちらです。
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