【英語学習×ChatGPT】プロンプト5つの基本で脱初心者!【解説動画あり】
ChatGPTをはじめとする生成AIチャットボットは、誰でも簡単に使えるので、英語学習を加速させる最高のツール です。
しかし、効果的な英語学習をするためには、ChatGPTの基本を理解し、適切な指示文を作成することが不可欠です。
この記事では、ChatGPTを活用して英語学習するために知っておくべき指示文(=プロンプト)の5つの基本を【解説動画】とともに詳しく解説します。
ChatGPTを活用した英語学習
まずは、ChatGPTでどんな英語学習ができるか、いくつかご紹介します。
- 単語・フレーズ学習: 英単語の意味や例文、チャンク・フレーズをまとめてくれる
- 文法の確認: 英文法に関する質問や疑問に答えてくれる
- 英文の添削: あなたの英文を添削し、より自然な表現を提案してくれる
- ロールプレイング: AIと英語で音声英会話練習ができる
- 英作文の練習: 英作文の練習問題を出題し、添削してくれる
- リスニング教材の作成: リスニング練習用の教材作成、読み上げ、クイズを出題してくれる
- 英語学習の計画作成: 目標やレベルに合わせた学習計画を作成してくれる
ここでご紹介した活用例はほんの一例に過ぎません。
ただし、ChatGPTを上手に活用して英語を学ぶには、あなたがChatGPTに対して「どのような指示や質問をするか」、つまりプロンプトが非常が非常に重要になります。
プロンプトとは?
皆さんは、「プロンプト」という言葉を聞いたことがありますか?
少し難しく聞こえるかもしれませんが、実はとてもシンプルな概念です。
英語では「促す」「引き起こす」「指示する」という意味で、IT分野では「コンピューターへの入力指示」として使われています。
ChatGPTなどの生成AIでは、私たちが入力するChatGPTへの指示や質問文のことを「プロンプト」と呼びます。
それでは、実際に英語日記を添削してもらう際のプロンプト例を見てみましょう。
例1:ぼんやりした指示
まずは、「下記を修正してください。」というシンプルな指示を出して英語日記を修正してもらいます。
下記を修正してください。 Today, I was woken up by a birds.The sun was shining very brightly, although I felt very happy. I have decided to go to the park for walk.
ChatGPTの回答を見てみると、文法的に正しい自然な英文に仕上げてくれました。
以下のように修正しました。
Today, I was woken up by birds.
The sun was shining brightly, and I felt very happy.
I decided to go for a walk in the park.
ChatGPTの回答
一瞬で英文の修正をしてくれました。これだけでも革命的ですね。
でも、ちょっと待ってください!
指摘や解説がないため、どこが間違っていたかパッと見てどこが間違っていたのか分かりにくく、ネイティブらしい表現になっているかもわかりません。
指示した通りに修正後の文法的に正しい英文だけ返ってきているものの、英語学習という目的においては物足りない回答といえます。
このように、必要な情報が不足している場合には、ChatGPTに解釈を任せることになるため、あなたが期待しているような動きをなかなかしてくれない可能性があります。
例2:英語学習に有効な指示※深津式
もう一つ例を見てみましょう。
こちらのプロンプトは、先ほどより長めに記述しています。
前半ではChatGPTに役割を与え、答え方の条件を細かく指示し、後半は先ほどと全く同じ英文日記を貼り付けています。
#命令書:あなたは、プロのイギリス人英語講師です。以下の制約条件と入力文をもとに、 最高の添削を出力してください。#制約条件:・文字数は400文字以内。・私は英語を勉強中で、現在の英語力はCEFR B2、目標はCEFR C1。・まず、文法の間違い、より適切で自然な表現があれば訂正する。・次に、訂正箇所を簡潔でわかりやすい日本語で表形式で解説する。・最後に、素晴らしいイギリス人作家のような豊かな表現の英文に書き直す。#入力文:Today, I was woken up by a birds.The sun was shining very brightly, although I felt very happy. I have decided to go to the park for walk. #出力文:
こちらのプロンプトに対するChatGPTの回答が下記です。
ChatGPTの回答
【添削後の英文】では、先ほどと同様に添削後の文法的に正しい英文を記載してくれています。
【表形式の解説】では、英文を訂正した理由と訂正前、訂正後、そして簡単な解説を表形式でまとめてくれています。
【書き直した英文】では、よりネイティブらしい表現を使って、まるでイギリス人作家の小説のような表現豊かな文章になっています。
今回は2つの極端な例を見ましたが、プロンプトの違いでこれだけ回答に差が生まれることがお分かりいただけたかと思います。
このように、ChatGPTで効果的な英語学習をするには、プロンプトの基本をしっかりと学ぶ必要があります。
ChatGPTプロンプト5つの基本
プロンプトの重要性がわかったところで、ここからはChatGPTで英語学習する際に意識すべき「プロンプト5つの基本」について解説していきます。
毎回全てをプロンプトに含める必要性はありませんが、最初のうちは指示出しに慣れるためにも、意識して使ってみてください。
また、意図した回答が得られない場合は、不足している要素がないか確認することをおすすめします。
それでは、プロンプトの5つの基本について、具体例を動画とともに学習していきましょう。
基本①明確な指示 「はっきり伝えよう」
ChatGPTに指示を出す際に、はっきりと具体的に何をしてほしいか伝えるということが最も大切な基本です。
ChatGPTは非常に賢いAIですが、私たち人間の考えや気持ちを読めるわけではありません。「何をしてほしいか」はっきりと明確な指示をすることで、期待する回答が得られやすくなります。
「英単語を教えて」のような曖昧な指示では、目的や分野レベル、品詞、日本語訳の必要性、英単語の個数などの具体性が欠けるため、あなたがどんな英単語を期待しているのか全く分かりません。
一方、下記のように必要な英単語の情報を絞って明確にすることで、あなたが今必要としている英語学習ができるはずです。
有料部分では【購入者限定の解説動画 4分×5本】を観ながら学習できます。
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